憲法カフェに参加してみました
先日憲法カフェに参加してきました。
憲法っていうと言い回しが難しい言葉で書いてあって、その書かれている言葉を覚えたり、そもそも何条に書かれていることなのかを覚えさせられたり、、、、
学校の授業では深く内容を理解しないまま、言葉を覚えるにとどまっていたように思います。
今回は檻の中のライオンという本を執筆され、全国を駆け回って憲法が何なのか、何のためにどのように定められているのかをやさしい言葉で伝えてくださる、弁護士の楾大樹先生のお話を伺ってきました。
憲法=日本国憲法、という名前だということも久々の新鮮な気付きでしたが、(忘れている、、、💦)
お話し会の中で楾先生からの最初の質問が、『憲法を守らなければいけないのは誰でしょう?』だったんです。
え!誰が守るの?って。。。
国民の私たちが守らなければいけない法律だったよ、、、、ね?
私は選択肢の中から『わたしたち』を選んで手をあげました。
実は実は、
権力をもつ人たちが暴走しないように、歯止めをかけるために国民が作ったのが憲法
なんです!
私は国民が他人に迷惑をかけないように生活の秩序のために守るべきルールのような、そんなイメージを持っていたんです。
権力よりも上にある法だから「最高法規」という。(そうだった、忘れていた言葉、、、)だから、守らなければいけないのは、権力をもっている人たち。
それは、政治家や公務員だったんです。
楾先生が仰るには、その基本を押さえるだけで、政治や世の中の見方が、ずいぶん変わりますよ、ということでした。
楾先生がお話ししてくださる檻の中のライオンは、権力者=ライオン、憲法=檻と捉えて時事問題を取り入れながら楽しく進んでいきました。
憲法の前文に、国民主権を規定している記述がありますが、日本国民は、誰でも生まれながらにして人権があると定めています。そしてこの権利は誰かに与えられるものではなく、生まれながらにして自然に与えられる、という天から与えられた、という自然権、天賦人権という考え方です。これを規定したことは、その前の大日本帝国が国民主権ではなかったことを物語っていますね。
この最初の規定が、ただのお飾りではなく、国民が誰もが、国家権力に人権を脅かされることのないように守っていたのが憲法だったわけなんですね~。
ここでは詳しく書きませんが、お話を聞いて思ったのは、やっぱりこの法律の世界でも観点の問題がおきている、ということなのです。
各地で開催しているこの『檻とライオン』おススメです。
国民だったら知らないと!
本当のことを知ったら何も知らないことに驚きますが、また同時に何かの策略があってあまり深く憲法について学ばせないようになっているのではないかとさえ思ってしまいます。
またおいおい書いてみたいと思います。